集団指導塾のメリットとデメリット

集団指導塾の特徴

集団指導塾とは、講師1人対生徒多数で講義型の授業が行われる塾のことです。
その特徴を解説していきます。

カリキュラムや教材がコースごとに年間単位で設定されている

集団指導塾は年間の授業スケジュールや教材がコースごとで
きっかりと決められています。

カリキュラムは各コースによって、そのゴールから逆算して決められています。
医学部コースなら医学部受験合格をゴールに
中堅校コースであれば中堅校コースをゴールにカリキュラムが決定されます。

よって、決定されたカリキュラム内容についていくことができれば
志望校合格に大きく一歩近づことができるのです。

講師はほとんどがプロ講師でハイレベル

集団指導塾の講師は正社員のプロ講師がほとんどで
ハイレベルな授業を受けることができます。

個別指導塾や家庭教師の講師はほとんどが大学生のアルバイト講師であることが多く
その指導力には大きな幅がありますが、集団指導塾の講師は厳しい試験をパスした
プロ講師であり、その授業力や指導力は信頼に値します。

ライバルであり仲間である塾友の存在

集団指導塾では実力が拮抗した多くのライバルが通っています。
彼らはライバルであると同時に、共に受験戦争を勝ち抜く友でもあります。

この塾友の存在が生徒の競争心に火をつけたり
挫けそうになった時に、勇気づけてくれる心強い存在となってくれるのです。

同じ空間で同じ授業を受け、同じ目的のもとに切磋琢磨する
塾友を得られるということは集団指導塾の大きな特徴です。

集団指導塾のメリット

集団指導塾のメリットは下記の4つです。

■綿密に組み立てられたカリキュラムが用意されている
■仲間でありライバルである塾友ができる
■講師のレベルが高くハイレベルな授業が受けられる
■個別指導塾や家庭教師と比較して授業料が安い

それでは順番にみていきましょう。

綿密に組み立てられたカリキュラムが用意されている

集団指導塾に通う最大のメリットがこれだと考えられます。
集団指導塾ではコースごとに教材や授業カリキュラムが
年間単位で決定されています。

カリキュラムはゴールから逆算して設計されているので
具体的な志望校合格等のゴールが明確な方にとっては非常に心強いです。

例えば、最難関校と言われる学校の場合
その学校に合格するための専用コースが設定されており
学校特有の受験傾向に合わせて教材や授業予定が組まれます。

授業内容についていければ志望校合格というゴールに
大きく近づくことができるのです。

個別指導塾とは違い、団体指導塾のカリキュラムは
プロ中のプロが設計するため強い信頼がおけます。

仲間でありライバルである塾友ができる

集団指導塾においてこの塾友の存在は非常に重要です。

集団指導塾では他校の生徒も含め多くの生徒が
同じ時間、同じ空間で同じ授業を受けます。

彼らは同じ志望校を目指すライバルであると同時に
共に受験戦争を乗り切る仲間でもあります。

特に、負けず嫌いで競争心を煽られた方が伸びるタイプの生徒にとっては
受験の辛さや成績アップの喜びを共有できる塾友の存在が支えになります。

講師のレベルが高くハイレベルな授業が受けられる

集団指導塾の授業は、個別指導塾の授業よりもハイレベルで洗練されています。

集団指導塾の授業は講義型であり、
個別指導塾の補習型授業と性質は異なりますが
授業の壇上に立つまでには高いハードルがあり
レベルの高い採用試験、数々のシミュレーション授業を経験してきています。

レベルの高い講師は授業内容が分かりやすいだけでなく
生徒のモチベーションを上げる話術とプレゼンテーション力を持っています。

わかりやすい授業内容と勉強に対するモチベーションを上げてくれる
ハイレベルな授業を受けることができるというのは大きなメリットです。

個別指導塾や家庭教師と比較して授業料が安い

団体指導塾は講師1名 対 生徒多数で授業を行う形式です。
個別指導塾や家庭教師と比較して1回の授業にかかる
講師数が違うため、費用が安くなり
多くの授業時間を確保することができます。

集団指導塾のデメリット

続いて、集団指導塾のデメリットをみていきましょう。
集団指導塾のデメリットは下記の3つです。

■カリキュラムが決まっているため、授業についていけなくなることがある
■多数の生徒がいるため質問がし辛い
■個別指導塾や家庭教師と比較して、教師との間の緊張感が少ない

カリキュラムが決まっているため、授業についていけなくなることがある

授業カリキュラムが決まっていることはメリットでもありますがデメリットとなることもあります。
カリキュラムがしっかりと決まっている分、一度授業についていけなくなってしまうと
遅れを取り戻すのに相応の時間がかかってしまいます。

例えば、体調不良で授業を休んでしまうとそれだけで2回分のカリキュラムに遅れてしまうこととなります。
スケジュールが完璧に設定されている分、休むことができない、
遅れることができないというプレッシャーは良い意味でも悪い意味でも強く影響を与えます。

多数の生徒がいるため質問がし辛い

集団指導塾では講義型で同時に多くの生徒が授業を受けます。
そのため、わからないところや問題について非常に質問がしづらい環境にあります。
わからないところがあったとしてもほったらかしのままになってしまう可能性も。

講義型のため、講師は1人の生徒がわからない状況でも
カリキュラムに沿って授業を進めなければなりません。

家庭教師や個別指導塾では生徒に合わせて授業をしますが
集団指導塾ではカリキュラムに合わせて授業を進めるため仕方ありません。

個別指導塾や家庭教師と比較して、講師との間の緊張感が少ない

集団指導塾では講師1名対生徒多数で授業が行われるので
極端な話、授業を聞かずサボっていたとしてもバレません。
居眠りをしていたところで他の生徒に迷惑がかかるわけでもありませんので
講師はそのまま放っておくでしょう。

このように授業中の緊張感が少ないため、意志の弱い生徒の場合
授業の効果が半減してしまうこともあります。

家庭教師や個別指導塾では常に講師の目が届く範囲で授業を行っているので
良い意味で緊張感があり、授業に集中することができます。

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