個別指導塾のメリットとデメリット

個別指導塾の特徴

個別指導塾とは、ひとり一人の生徒に合わせた
カリキュラムを作成し、授業を行うスタイルの塾です。

指導は個別・授業は複数

個別指導塾と聞くと完全マンツーマンで授業をしてもらえると
勘違いされる方も多いのですが、そうではありません。

指導の際はマンツーマンですが、
授業自体は 講師1人 対 生徒2~3人であることがほとんどです。

仮に1授業が90分で講師1人 対 生徒3人の授業とします。
単純計算で1人がマンツーマンで指導してもらえるのは30分です。

講師は大学生・受験指導は教室長

個別指導塾の講師は大学生アルバイトがほとんどです。
そのため、指導力は講師によってバラバラです。

しかし、個別指導塾には教室長という存在がいます。
この教室長という存在が個別指導塾の大切なポイント。

授業自体はアルバイト講師が担当しますが
カリキュラム作成や受験カウンセリングは
プロである教室長が担当します。

授業担当講師の決定やお子さんに関しての相談は
全てこの教室長を通じて行われます。

個別指導塾を検討されている方は
教室長がどんな人かを見極めるのが重要です。
講師としての実績、指導熱心かどうか
受験に対する知識等は重要なのでヒアリングしておきましょう。

個別指導塾の特徴まとめ

・授業は複数人数で行われるが、指導は個別
・授業を担当するのは大学生のアルバイト講師であることがほとんど
・受験カウンセリングとカリキュラム作成は教室長が担当することが多い
・担当講師は教室長が決定する。蜜に相談できる関係を築くのが大切。

個別指導塾のメリット

個別指導塾のメリットは次の4つです。

■個人のペースや学力に合わせてを指導してもらえる
■担当講師の変更が容易い
■通塾スケジュールが調整しやすい
■家庭教師と比較して比較的料金が安価

それでは詳しく説明して参ります。

個人のペースや学力に合わせてを指導してもらえる

これが個別指導塾の1番のメリットです。

カリキュラムや教材が予め決まっている集団塾とは違い
個別指導塾では個人の学力や要望に合わせて指導してもらうことが可能です。

例えば、中学2年生なのにbe動詞の基礎が理解できていない場合
中学1年生の教材を使ってbe動詞からやり直すことも可能です。

逆に、学校よりも早いスピードで予習的に授業を進めてもらうことも可能です。
私が務めていた塾では小学5年生で中学3年用のテキストで授業を進めていた生徒もいました。

このようにお子さんの学力や状況、要望に合わせて授業をカスタマイズして
指導してもらえることこそが個別指導塾の最大のメリットです。

担当講師の変更が容易い

生徒と講師という関係であっても、人間対人間。
そこには相性というものが必ず存在します。

どれだけ学力が高く性格が穏やかな生徒さんでも
どれだけ経験を積んだ優秀な講師でも
相性が合わず授業が適切に進まないといったことはよくある話です。

こればっかりは実際に授業を進めてみないとわからないことなのです。

そのように相性が悪い場合、個別指導塾では担当講師の変更が容易に可能です。
個別指導塾には複数の講師が勤務していることがほとんどであり、
担当変更は難しいことではありません。

実際に担当講師を変更したことで成績がアップした例もたくさんあります。
担当講師は非常に重要なので担当講師の変更が容易いというのは大きなメリットなのです。

通塾スケジュールが調整しやすい

個別指導塾は決められた日にちに必ずしも通う必要がありません。
そのため、家庭での用事や他の習い事とのスケジュール調整がしやすいです。

集団塾ではきっちりと授業日が決められており、一回でも授業を休むと
授業についていけなくなるということもしばしば。
しかし、個別指導塾ではお子さんに合わせた授業なのでそのような心配がありません。

ご家庭の用事が多く発生したり、
他の習い事にも通わせていらっしゃるお子さんには大きなメリットです。

家庭教師と比較して比較的料金が安価

一般的に、個別指導塾は家庭教師と比較して比較的安価です。
理由としては「講師一人あたりの担当生徒数の違い」が挙げられます。

家庭教師は完全マンツーマンでの個別指導ですが
個別指導塾は通常、講師1名 対 生徒2〜3名 であることが多いです。
この担当生徒数の違いが料金差異の理由です。

個別指導塾のデメリット

個別指導塾のデメリットは次の2つです。

■完全マンツーマンでないところもある
■競争心が出ないことがある

完全マンツーマンでないところもある

個別指導塾は完全個別指導(マンツーマン)で授業が行われるわけではありません。
個別指導という名前から勘違いされる方も多いですが、講師1名 対生徒 2~3名で授業を行うところがほとんどです。
*中には完全マンツーマンで授業を行う塾もでてきました。

例えば、個別指導塾の最大手である明光義塾では講師1名 対 生徒3名の体制で授業をしています。
授業自体は複数の生徒を担当、指導する際は個別というのが正しい理解です。

では完全マンツーマンでないということの影響はどのようなものでしょうか。
それは下記のようなものです。
・他の生徒に気を遣ってしまい質問がしにくい
・常に先生が側にいるわけではないのでサボってしまう生徒もいる
・同じ授業に手のかかる生徒がいる場合、担当講師がその生徒につきっきりになってしまい指導時間に不公平性がでてしまう。

これらの点は決して、個別指導塾側が語りたがらない
ご家庭からは決して見えない個別指導塾のデメリットです。

競争心が出ないことがある

お子さんの性格タイプによってはライバルの存在というものが
成績アップに大きく貢献することがあります。

Aくんが頑張ってるから僕も負けられない。
もっと頑張るぞ!

このように負けん気が強いお子さんにとっては
個別指導塾は向いていないかもしれません。

常に周りにライバルがおり、
熱心に学んでいる姿を観ることができる集団塾とは違い
個別指導塾では競争心を刺激するような仕組みが少ないと言えます。

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